最近よくACジャパンのCMを目にしますね。
その中で、「決めつけ刑事」というCMの手話の表現が好き、かっこいいという声が上がっています。
「決めつけ刑事」で手話出演をしているのは、那須映里さんという方です。

確かに、手話の表現がすごくて引き込まれた。



那須映里さんってどんな人なのかな?
この記事では、那須映里さんはどんな方なのか経歴などについて紹介します。
那須映里ってどんな人?
那須 映里(なす えり)さん、1995年 東京都生まれです。
那須映里さん自身ろう者であり、家族全員がろう者の家庭に生まれ、日本手話を母語として育ちました。
現在は、手話エンターテイナーとしてさまざまな活動をされています。
詳しくみていきましょう。
那須映里さんの学歴について
那須映里さんは幼稚園から高校まで、筑波大学附属の聾学校で学んでいます。
高校卒業後は、日本大学法学部新聞学科に進みました。
日本大学法学部新聞学科へ進学した理由は、ろう者などのように差別を受けやすいマイノリティの人々の声を届ける役割を担いたい、と思いジャーナリストの道を目指していたからだそうです。
しかし、自分自身の手で社会を変えたいという思いが芽生え、現在の手話エンターテイナーという道に進んだそううです。
大学時代は全日本ろう学生懇談会副会長としても活動し、ベトナムのろう者の方とも交流を持っていたようです。



学生時代から社会を変えたいと思って、いろいろな活動をしていたんだね
ボーダレスジャパンへ就職し留学
那須映里さんは大学卒業後、株式会社ボーダレス・ジャパンという会社に就職しました。
この会社は障害や貧困などの社会問題に関する「ソーシャルビジネス」だけに取り組むというコンセプトを持っている会社です。ボーダレスジャパンではバングラデッシュの貧困層の方を革職人に育成する事業「JOGGO」というところでマーケターとして働いていました。
2019年からは、2年間デンマークにあるFrontrunnersに留学し、ろう者のリーダーシップや組織活動について学ばれたそうです。



マーケティングの経験もあるんだね



那須映理さんは、12か国の手話が話せるらしいよ!
那須映里の家族について
家族は全員がろう者だそうです。
父・英彰さん、母・善子さんは俳優業・キャスター業、また弟・元紀さんは映像制作会社に勤めるなど、家族全員がメディア関係の職業に従事しています。
那須絵里さんが、テレビに出演し手話通訳をしているのも自然な流れのように感じますね。
那須映里の結婚、妊娠について
那須絵里さんの自身のInstagramで、2024年11月14日に結婚、2025年1月1日に妊娠について報告しています。春には新たな家族が誕生するようです。
お相手は、那須絵里さんと肩をくんでいる方です。
手話エンターテイナーとは
手話エンターテイナーとは、那須映理さん自身が考えて名乗ることを決めたのだそうです。
映像や字幕に手話をつける、舞台や演劇を手話で行う、きこえる人ときこえない人の交流の場を作る、すべてに共通するのは、手話でみんなが楽しくなる場を作る、いろいろな活動を含めて「手話エンターテイナー」と言っておられるそうです。
手話エンターテイナーになったきっかけは、YouTuberのフィッシャーズさんと一緒に料理を作る番組に出演したこと、世界ろう連盟の青年部のイベントでビジュアル・ヴァナキュラ―を演じたことと語っています。
手話を使ってエンタメをつくっていける要素があることを感じ、世の中に発信していきたいと思うようになったのだそうです。



YouTubeやイベントに出演したことがきっかけになったんだね
CM「決めつけ刑事」での手話が高評価
そんな那須映理さんが出演している「決めつけ刑事」のCMの手話通訳が話題になっています。



確かに、表情や表現に引き込まれる



那須映里さんに目がいってしまうの分かる!
那須映里のさまざまな活動
那須映理さんは、手話エンターテイナー/俳優を肩書に、「ビジュアル・ヴァナキュラー」パフォーマンスをはじめ、
手話表現・翻訳・俳優としてフリーランスで活動中です。
他にもNHK Eテレ『みんなの手話』、NHK E テレ『手話で楽しむみんなのテレビ』手話演者出演されていたり、手話普及活動、国際手話通訳、ろう者と聴者が交流する「ろうちょ~会」など、その活動は多岐にわたります。
舞台『うごく作品』や2022年フジテレビ『silent』にも出演されています。
まとめ
今回は、「決めつけ刑事」の手話出演で話題の那須映里さんについて紹介しました。
手話エンターテイナーとしてさまざまな活躍をされている、那須映里さん。
2025年には、デフリンピックという聴覚障碍者のための世界規模の総合スポーツ競技大会が開催されます。
今後の活躍も注目をあびそうですね。